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東海大学名誉教授 草場公邦 著
A5判/226頁/定価3960円(本体3600円+税10%)
1979年9月発行,復刊 2002年12月発行
ISBN 978-4-7853-1123-0 (旧ISBN 4-7853-1123-1)
C3041
(オンデマンド方式による印刷・製本)
本書は,行列または線形代数学に関連のある3つの話題を選んで述べたものである.
第1章は,19世紀以来知られているメービウスの反転公式を三角行列との関連から見直し,半順序集合上での反転公式に一般化できる様子を解説したものである.第2章は,1972年にガブリエルの発表した定理に,1973年にゲルファント,バーンシュタイン,ポノマリョーフの3人が共同で見事な証明を与えたことについて述べ,第3章はアーノルドの1971年の論文の内容を主体に述べた.
大体論文を読むには大量の予備知識を必要とするが,本書で扱った論文に関しては予備知識をあまり必要としないことで,面白い内容で興味を持ってもらえるものと期待している.
サポート情報
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
1.メービウスの反転公式と三角行列
2.ガブリエルの定理 −グラフの表現論−
3.アーノルドの定理 −行列の連続的標準形−
まえがき (pdfファイル)
1.メービウスの反転公式と三角行列
1.1 数列の微分と積分
1.2 数列の和と三角行列
1.3 結合行列と半順序集合
1.3.1 半順序集合
1.3.2 有限な半順序集合 $S$ のグラフ表示
1.3.3 有限な半順序集合 $S$ の整列化
1.3.4 結合行列と半順序集合の関係
1.4 半順序集合でのメービウスの反転公式
1.5 メービウス関数の計算
1.5.1 グラフとの関係
1.5.2 2つの半順序集合の積のメービウス関数
1.6 ( $N$ ,|)におけるメービウスの反転公式
1.7 定理6の応用
1.7.1 オイラーの関数 $ψ(n)$
1.7.2 $1$ の原始 $n$ 乗根とラマヌージャンの和
1.8 反転公式の解析的表現
1.8.1 リーマンのゼータ関数
1.8.2 反転公式とデイリクレ級数
1.9 素数分布とメービウス関数 $μ(n)$ の関係
1.10 包除原理
1.10.1 問題提起
1.10.2 $2^{\textit{Ω}}$ のメービウス関数の計算
1.10.3 包除原理の一般的な表現
演習問題
2.ガブリエルの定理 −グラフの表現論−
2.1 標準形のいろいろ
2.2 ガブリエルの問題
2.3 グラフと2次形式
2.4 正定値2次形式 $β _Γ(x)$ をもつグラフ
2.5 いくつかの例
2.6 表現の直和と直既的表現(Krull-Remak-Schmidtの定理)
2.7 吸い込みロと湧き出しロ
2.8 表現の吸い込み化変換と湧き出し化変換
2.9 吸い込み化変換と湧き出し化変換の双対性
2.10 中間整理と見通し
2.11 ワイル変換(2次形式 $β _Γ(x)$ と $σ_α^±$ の関係)
2.12 ルート
2.13 $A$ 型, $D$ 型, $E$ 型のルートの決定
2.14 コクスタ一変換
2.15 ガブリエルの定理
演習問題
3.アーノルドの定理 −行列の連続的標準形−
3.1 問題の提起
3.2 ジョルダンの標準形の飛躍現象
3.3 シルヴェスター族
3.4 シルヴェスター族の軌跡
3.5 接空間
3.6 行列の同値類の接ベクトル空間
3.7 $A$ の同値類 $O_A$ の法ベクトル空間
3.8 一般シルヴェスター族
演習問題
演習問題略解
索引
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草場 公邦
くさば としくに
1937年 東京都に生まれる.東京大学理学部数学科卒業.Ecole Normale Superieure を経て東京都立大学助手,東海大学助教授・教授などを歴任.主な著書に『ガロワと方程式』『線型代数』(以上 朝倉書店),『数理と発想』(創拓社),『数の不思議』(講談社),『数学の考え方いろいろ』(遊星社)『ブルバギ数学原論 代数 5』(共訳,東京図書)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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