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コ・メディカル化学 −医療・看護系のための基礎化学−
Co-Medical Chemistry
名古屋工業大学名誉教授 理博 齋藤勝裕・
東京医科大学名誉教授 工博 荒井貞夫・
北海学園大学教授 博士(工) 久保勘二 共著
B5判/164頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2013年12月発行
ISBN 978-4-7853-3097-2
C3043
※2022年11月に改訂版を刊行しました※
医療・バイオ系技術者や看護師を目指す大学・短大・専門学校生を対象とした半期用教科書。高校化学の内容を前提としない基礎的な化学入門から、有機反応や生体物質、および医療現場で必須となる濃度の知識などもきわめて平易に解説した。
姉妹書に、医師・歯科医師、薬剤師等を目指す学生向けの『メディカル化学(改訂版)』、薬学系に特化した『薬学系のための 基礎化学』がある。
サポート情報
◎ 改訂版(2022年11月刊行)の紹介ページ
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
第I部 基礎化学
1.原子の構造と放射能
2.原子の電子構造
3.周期表と元素
4.化学結合と分子
5.物質の量と状態
6.溶液の化学
7.酸・塩基と酸化・還元
第II部 有機化学
8.有機化合物の構造
9.異性体と立体化学
10.有機化学反応
11.高分子化合物
12.糖類と脂質
13.アミノ酸とタンパク質
14.核酸 −DNAとRNA−
まえがき (pdfファイル)
第 I 部 基礎化学
1.原子の構造と放射能
1.1 生体の構成元素と原子
1.2 原子の構造
1.3 原子核と同位体
1.3.1 原子番号と質量数
1.3.2 同位体
1.3.3 放射性同位体
1.4 原子核反応
1.4.1 原子核反応
1.4.2 核分裂
1.4.3 核融合
1.5 放射能と放射線
1.5.1 α線
1.5.2 β線
1.5.3 γ線
1.5.4 放射線の性質
演習問題
2.原子の電子構造
2.1 電子殻
2.2 軌道の形とエネルギー
2.3 電子配置
2.4 最外殻と価電子
演習問題
3.周期表と元素
3.1 電子配置と周期表
3.2 周期と族
3.3 典型元素と遷移元素
3.4 周期性
3.4.1 イオン化エネルギー
3.4.2 電子親和力
3.4.3 電気陰性度
3.4.4 原子・イオンの大きさ
演習問題
4.化学結合と分子
4.1 イオン結合と金属結合
4.1.1 イオン結合
4.1.2 金属結合
4.2 共有結合
4.2.1 分子と共有結合
4.2.2 共有結合の結晶
4.2.3 配位結合
4.3 結合の極性
4.3.1 化学結合と電気陰性度
4.3.2 極性分子と無極性分子
4.4 水素結合と分子間力
4.4.1 水素結合
4.4.2 ファンデルワールス力
4.4.3 分子結晶
演習問題
5.物質の量と状態
5.1 原子量と分子量、モル
5.1.1 原子量
5.1.2 分子量と式量
5.1.3 モルとアボガドロ定数
5.2 濃度
5.2.1 パーセント(%)濃度
5.2.2 百万分率(ppm)
5.2.3 容量モル濃度(mol/L)
5.2.4 質量モル濃度(mol/kg)
5.2.5 容量オスモル濃度(Osm/L)とグラム当量(Eq)
5.2.6 溶液調製
5.2.7 質量パーセント濃度a(w/w%)から容量モル濃度C(mol/L)への換算
5.3 物質の三態
5.3.1 固体・液体・気体
5.3.2 融解熱・蒸発熱
5.3.3 気体の法則
5.4 状態図
演習問題
6.溶液の化学
6.1 溶解と溶媒和
6.1.1 塩化ナトリウムの溶解
6.1.2 エタノールの溶解
6.2 溶解度
6.2.1 飽和溶液
6.2.2 固体の溶解度
6.2.3 気体の溶解度
6.3 蒸気圧と浸透圧
6.3.1 蒸気圧
6.3.2 蒸気圧降下
6.3.3 沸点上昇と凝固点降下
6.3.4 浸透圧
6.3.5 等張液、低張液、高張液
6.4 コロイド
6.4.1 コロイド粒子
6.4.2 コロイドの分類
6.4.3 コロイド溶液の性質
6.4.4 疎水コロイド、親水コロイド、保護コロイド
演習問題
7.酸・塩基と酸化・還元
7.1 酸・塩基
7.1.1 酸と塩基の定義
7.1.2 酸・塩基の価数と強弱
7.1.3 中和と塩
7.2 水溶液のpH
7.2.1 pHと酸性、中性、塩基性
7.2.2 いろいろな濃度の水溶液のpH計算
7.2.3 電離平衡
7.2.4 緩衝液と緩衝作用
7.2.5 ヘンダーソン-ハッセルバルヒの式
7.3 酸化・還元
7.3.1 酸化と還元
7.3.2 酸化数の求め方
7.4 酸化還元反応
演習問題
第 II 部 有機化学
8.有機化合物の構造
8.1 有機化合物の結合
8.1.1 単結合の構造
8.1.2 不飽和結合の構造
8.2 炭化水素の種類
8.2.1 炭化水素の種類
8.2.2 アルカンの名前
8.2.3 構造式の表示法
8.3 置換基の種類
8.3.1 アルキル基
8.3.2 官能基
8.4 有機化合物の種類と性質
8.4.1 芳香族化合物
8.4.2 アルコール・フェノール
8.4.3 アルデヒド
8.4.4 カルボン酸
8.4.5 アミン
8.4.6 ニトロ化合物
8.4.7 ニトリル化合物
演習問題
9.異性体と立体化学
9.1 異性体
9.1.1 異性体の例
9.1.2 異性体の種類
9.2 構造異性体
9.2.1 連鎖異性体
9.2.2 位置異性体
9.2.3 官能基異性体
9.3 立体異性体
9.3.1 結合回転
9.3.2 立体配座異性体
9.4 エナンチオマー(鏡像異性体)
9.4.1 エナンチオマー(鏡像異性体)
9.4.2 エナンチオマーの性質
9.4.3 キラルな分子との反応
9.5 ジアステレオマー
9.5.1 シス・トランス異性
9.5.2 環状化合物におけるシス・トランス異性
演習問題
10.有機化学反応
10.1 化学反応
10.1.1 化学反応とエネルギー
10.1.2 試薬と反応
10.1.3 反応速度
10.1.4 遷移状態と活性化エネルギー
10.1.5 反応の種類
10.2 酸化・還元反応
10.2.1 酸化・還元反応の種類
10.2.2 有機物の酸化・還元反応
10.3 置換反応
10.3.1 求核置換反応
10.3.2 求電子置換反応
10.4 脱離反応と付加反応
10.4.1 脱離反応
10.4.2 付加反応
演習問題
11.高分子化合物
11.1 高分子化合物の種類
11.1.1 高分子と超分子
11.1.2 高分子の種類
11.1.3 汎用樹脂とエンプラ
11.1.4 機能性高分子
11.2 高分子化合物の分子構造
11.2.1 ポリエチレン
11.2.2 ポリエチレン誘導体
11.2.3 PET
11.2.4 ナイロン
11.2.5 フェノール樹脂
11.3 高分子化合物の性質
11.3.1 プラスチック
11.3.2 合成繊維
11.3.3 ゴム
11.4 機能性高分子
11.4.1 高吸水性樹脂
11.4.2 イオン交換樹脂
演習問題
12.糖類と脂質
12.1 単糖類と二糖類
12.1.1 単糖類の種類
12.1.2 二糖類
12.2 多糖類
12.2.1 デンプンとセルロース
12.2.2 ムコ多糖類
12.3 脂質
12.3.1 単純脂質
12.3.2 複合脂質
12.4 誘導脂質
12.4.1 コレステロール
12.4.2 ホルモン
12.4.3 ビタミン
12.5 生体膜
演習問題
13.アミノ酸とタンパク質
13.1 アミノ酸の種類と構造
13.2 ポリペプチド
13.3 タンパク質の立体構造
13.3.1 一次構造
13.3.2 立体構造
13.4 タンパク質の種類と機能
13.4.1 コラーゲン
13.4.2 酵素
演習問題
14.核酸 −DNAとRNA−
14.1 核酸の構造
14.1.1 基本構造
14.1.2 DNAの二重ラセン構造
14.2 DNAの機能と複製
14.2.1 DNAの遺伝機能
14.2.2 DNAの複製
14.3 遺伝子とRNAの合成
14.3.1 遺伝子
14.3.2 転写
14.4 RNAの機能
14.4.1 一次構造の作製
14.4.2 立体構造の作製
14.5 遺伝子工学
14.5.1 ゲノム解読
14.5.2 遺伝子組換え
14.5.3 クローン
14.5.4 細胞融合
演習問題
問題解答
索引 (pdfファイル)
Column
ラジウム・ガールズ
希ガス
活性酸素
水と氷の構造
氷枕と融解熱、汗と蒸発熱
血液透析(人工透析)
酸化還元と医療
二日酔い
光学分割:パスツール
サリドマイド
偏光
アスピリン
シックハウス症候群
α-デンプンとβ-デンプン
人工甘味料
狂牛病
ATP
不老不死
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齋藤 勝裕
さいとう かつひろ
1945年 新潟県に生まれる。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学講師・教授などを歴任。専門分野は有機化学、無機化学、超分子化学。
荒井 貞夫
あらい さだお
1948年 埼玉県に生まれる。東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了。東京都立大学講師・助教授、東京医科大学教授、法政大学教授などを歴任。
久保 勘二
くぼ かんじ
1968年 大阪府に生まれる。九州大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。神奈川大学助手、九州大学助手、北海道医療大学准教授などを経て現職。
(情報は初版刊行時のものから一部修正してあります)
メディカル化学 (改訂版)
薬学系のための 基礎化学
医療・看護系のための 化学入門
ナースの化学
医学系のための 生化学
医薬系のための 生物学
医療・看護系のための 生物学
生命系のための 有機化学 I
生命系のための 有機化学 II
有機分子構造と その決定法
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