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ポピュラー・サイエンス 229
機密保持と化学
−紀元前から現代まで−


元日本赤十字看護大学教授 理博 山崎 昶 著
四六判/104頁/定価1430円(本体1300円+税10%)/2000年11月
ISBN978-4-7853-8729-7 (旧ISBN4-7853-8729-7)

 限られた相手にメッセージを伝えるため,特定の書式や描法などを利用して巧みにそれを隠す技術があります.その中でも「化学」に関係するものを,文学作品や歴史文書を通して紹介します.

【目 次】

『機密保持と化学』 カバー
1. ハトシェプスト女王とセネムトの逸話

2. 『アガメムノン』(アイスキュロス)−篝火と狼煙

3. 「頭皮の入れ墨」−ペルシャ戦役時代の秘密通信
 コラム 伯牙と鐘子期/曹操の謎解き

4. 「烏羽の表」

5. 「草子(草紙)洗小町」
 コラム 折句,沓冠,物名歌

6. 『平妖傳』と点金の術

7. 『カザノーヴァ回想録』

8. 『黄金虫』(エドガー・アラン・ポオ)

9. 大岡政談『天一坊実記』

10. 『地中海』(小栗虫太郎)
 コラム ほかの「消えるインキ」/山鹿流の秘密書法

11. 蛍光性のインキ

12. 最近のいささかナマグサイ話−科学(化学)研究における秘密漏洩や不正行為



         

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