sun

地球にもっとも近い恒星－太陽は，ほとんど水素からできた巨大なガス球です．中心部で水素がヘリウムに変換する核融合反応が起こっていて，その膨大なエネルギーによって光り輝いています．

太陽周辺に太陽半径の何倍もの領域で広がっている希薄ガスの領域を， コロナ(corona)と呼びます．
太陽の光球（表面）は約6000度でX線をほとんど放射しませんが，太陽のコロナは100万度という高温でX線を放射します．そのためX線で観測すれば，太陽のコロナだけを観測することができます．

詳しい説明

資料提供：宇宙科学研究所　ようこうホームページより．
URL (http://www.solar.isas.ac.jp/)

動画1(avi file 2.1MB)

動画2(avi file 3.4MB)
宇宙科学研究所宇宙へ飛び出せビデオシリーズ第2巻『母なる太陽』より．

黒点の近傍で太陽の表面が突然輝きを増し，大量の高エネルギー粒子が惑星間空間に吹き出す現象を， フレア(flare)と呼んでいます．
太陽フレアは，黒点上空のコロナの磁場に蓄えられたエネルギーが，短時間のうちに解放される現象だと考えられています．しかし，なぜ短時間に急激な爆発が起こるのか，まだわかっていません．

詳しい説明

資料提供：宇宙科学研究所　ようこうホームページより．
URL (http://www.solar.isas.ac.jp/)

太陽の光（白色光）をプリズムに通すと，虹の七色にわかれます．
太陽のスペクトルは，絶対温度で約6000Kの黒体輻射に近いですが，その中には，フラウンホーファー線と呼ばれる，多数の暗線（吸収線）が見られます．

資料提供
上：太陽のスペクトル／国立天文台岡山天体物理観測所
左：部分日食の連続画像／田鍋和仁（1997/3/9 大阪教育大学にて）