11月の新刊(2006年)●入門講義 微分積分 吉村善一・岩下弘一 共著●裳華房フィジックスライブラリー 振動・波動 近 桂一郎 著 ●生命科学史 遠山 益 著 ●ポピュラー・サイエンス 環境中の化学物質と健康 青木康展 著 ●ポピュラー・サイエンス シネマ天文楽入門 福江 純 著 10月の新刊(2006年)●常微分方程式とラプラス変換 齋藤誠慈 著●化学の目でみる 地球の環境(改訂版) 北野 康 著 ●化学サポートシリーズ 超分子化学入門 戸田三津夫・戸田芙三夫 共著 ●ポピュラー・サイエンス 日本の化学の開拓者たち 芝 哲夫 著 9月の新刊(2006年)●環境生物科学(改訂版) 松原 聰 著●バイオディバーシティ・シリーズ 脊椎動物の多様性と系統 松井正文 編 ●ポピュラー・サイエンス 量子力学はこうなっている! 久保謙一 著 8月の新刊(2006年)●新教科書シリーズ エネルギー工学入門 梶川武信 著7月の新刊(2006年)●ポピュラー・サイエンス わかる!なるほど理科実験 杉山剛英 編著5月の新刊(2006年)●大人の初等数学 片野善一郎 著●化学新シリーズ 太陽系の化学 海老原 充 著 ●DNAとタンパク質 石井信一 著 4月の新刊(2006年)●カロテノイド 高市真一 編集/三室 守・高市真一・富田純史 執筆●先端材料シリーズ 寿命・余寿命予測と材料 日本材料科学会 編 3月の新刊(2006年)●理工系のための 微分積分 池山 保・平松豊一 共著●裳華房テキストシリーズ‐物理学 工科系のための 現代物理学 原 康夫・岡崎 誠 共著 ●ポピュラー・サイエンス 複合化の世界 岡本秀穗 著 【復刊書籍】 (オンデマンド印刷・製本による復刊) ●変分法と調和写像 浦川 肇 著 ●基礎数学選書5 群と位相 横田一郎 著 ●基礎数学選書10 群と表現 横田一郎 著 ●基礎数学選書23 テンソル解析 田代嘉宏 著 ●物理学選書21 場の理論 武田 暁 著 ●大学演習 応用数学 I 吉田耕作・加藤敏夫 共著 ●大学演習 量子物理学 山内恭彦・武田 暁 共編 2月の新刊(2006年)●化学サポートシリーズ 原理からとらえる 電気化学 石原顕光・太田健一郎 共著1月の新刊(2006年)●スタンダード 力学 河辺哲次 著●脳の性分化 山内兄人・新井康允 編著
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11月の新刊(2006年)入門講義 微分積分 吉村善一・岩下弘一 共著 A5判/280頁/定価2750円(本体2500円+税10%)/2006年11月 ISBN978-4-7853-1543-6 数学的厳密さを追求する記述は避けつつ, JABEE(日本技術者教育認定機構)などの技術者レベルを目標にした.2色刷によって図を工夫すると共に推論の鍵となるキーワードや条件などを明示し,数式用計算ソフトによって作成した関数の図形も掲載した. 裳華房フィジックスライブラリー 振動・波動 近 桂一郎 著 A5判/322頁/定価3630円(本体3300円+税10%)/2006年11月 ISBN978-4-7853-2226-7 物理だけでなく,機械や電気・電子を始めとする工学の広範囲な分野で必要とされる振動と波動に関する基本的な知識について,図を豊富に取り入れながら懇切丁寧に解説している. これから振動・波動を学ぼうという人たちの入門書として,また,いま振動・波動を学習している人たち,あるいはもう一度勉強し直そうという人たちの参考書となることを狙いとした一冊である. 読者対象 大学2年生 〜 生命科学史 遠山 益 著 A5判/232頁/定価2420円(本体2200円+税10%)/2006年11月 ISBN978-4-7853-5211-0 古代ギリシアから20世紀後半のDNA生物学の基礎まで,生物学の発達史に沿いながら生物学全般について解説.医学や生物学の発展の歴史的事実を振り返るだけではなく,21世紀の生命科学の行方を予想する発展的思索に繋げることを目的とした.生体内の物質の化学合成や分解を化学反応式で示すことは避け,非理系の学生であっても一人で読み進められるように,平易な文章で書かれている. ポピュラー・サイエンス 277 環境中の化学物質と健康 青木康展 著 四六判/184頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2006年11月 ISBN978-4-7853-8777-8 自らが創り出した化学物質により人の生活は豊かになりましたが,一方では健康リスクを負うことにもなってきました.公害病など不幸な歴史に学び,現代社会が抱える諸問題をのりこえ化学物質と賢くつきあうための方法を提言します. ポピュラー・サイエンス 278 シネマ天文楽入門 −宇宙SF映画を愉しむ− 福江 純 著 四六判/216頁/定価1870円(本体1700円+税10%)/2006年11月 ISBN978-4-7853-8778-5 〈スター・ウォーズ〉シリーズ,『ライトスタッフ』,『ディープ・インパクト』,『さよならジュピター』,『2001年宇宙の旅』,『宇宙戦争』,『物体X』,『復活の日』,『惑星ソラリス』,『砂の惑星』,『タイムマシン』,〈スター・トレック〉シリーズ……. 数々のSF映画を題材に,太陽系の惑星や星の遭遇,ブラックホールについてから,ロケットなど宇宙開発ネタ,生命の形態や起源など天文学と生物学との境界領域の話,さらに時間旅行や銀河文明の話題まで,宇宙・天文の愉しみ方のコツを教えます. 各章末には紹介した映画の詳細データを掲載し,また関心のある読者のために結論に至る過程(数式)を「補遺」として巻末に収めました. 小説やマンガを題材にした同じ著者による姉妹書 『SF天文学入門(上)』『SF天文学入門(下)』 も好評発売中! 10月の新刊(2006年)常微分方程式とラプラス変換 齋藤誠慈 著 A5判/204頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2006年10月 ISBN978-4-7853-1542-9 初学者が勘違いしやすい箇所や,初学者にとって不慣れな数学的扱いを導入するところでは導入目的がはっきりとつかめるように,できるだけ丁寧な補足説明を加えるように配慮し,ラプラス変換による解法も含めた入門書である. 化学の目でみる 地球の環境(改訂版) −空・水・土− 北野 康 著 A5判/208頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2006年10月 ISBN978-4-7853-3071-2 平易かつ丁寧な記述で定評を得た旧版を全面改訂.生命の存在に不可欠の水と酸素に満ちあふれ,絶妙なバランスをみせる地球環境の化学の目でみた姿を解説.地球温暖化や環境ホルモンなど,現代の環境問題を語る上で欠かすことのできない課題についてデータを一新し大幅に加筆するとともに,地球大気中の酸素濃度が21%で安定している理由についても化学的考察を加えた. 化学サポートシリーズ 超分子化学入門 戸田三津夫・戸田芙三夫 共著 A5判/112頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2006年10月 ISBN978-4-7853-3416-1 有機化合物を中心とした超分子化学の基本的な概念と研究方法,およびその応用可能性を,親しみやすい語り口で解説した入門書.簡単な分子を用いた著者らの実験例も多数紹介している. ポピュラー・サイエンス 279 日本の化学の開拓者たち 芝 哲夫 著 四六判/164頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2006年10月 ISBN978-4-7853-8779-2 幕末に海外の化学書を翻訳した宇田川榕菴,川本幸民,数多の工夫と苦労の末わが国独自の化学産業を興した人びと,西欧の近代化学を伝えるために海を越えてやってきたお雇い外国人教師たち.厳しい環境の中,日本の化学を切り開き,今日の興隆の礎となった偉大な先人たちの軌跡を辿ります. 9月の新刊(2006年)環境生物科学(改訂版) −人の生活を中心とした− 松原 聰 著 AA5判/248頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2006年9月 ISBN978-4-7853-5210-3 河川や湖沼などの身近な環境汚染から,温暖化や酸性雨などの地球環境問題まで,主に生物との関わりや人の生活の観点から簡潔にまとめた環境科学の入門的な教科書.都市環境や人口問題などについても章をさいて解説する. 改訂版では,旧版の骨組みはそのままに,旧版刊行後にクローズアップされた生物多様性の保全,環境ホルモン,アスベスト(石綿),浮遊粒子状物質,温暖化に関わる京都議定書,リサイクル・循環型社会などの話題や,環境科学各分野の進展にともなう新知見や情報,対策,研究成果などを取り入れ,また掲載データをできるかぎり新しいものに差し替えるなど,全面的な刷新を図った. バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統 松井正文 編 A5判/424頁/定価6050円(本体5500円+税10%)/2006年9月 ISBN978-4-7853-5830-3 「生物多様性」をテーマにしたシリーズの第7巻. 第I部の総論では,脊椎動物の一般的定義,他の動物群との関係,系統と分類の対応付けの不一致,脊椎動物の多様性について概説する.続くII部は脊椎動物の各論であり,いわゆる魚類と呼ばれる群について,最新の系統体系に基づいた分類を紹介することから始まり,爬虫類と鳥類の関係についての最近の考え,哺乳類の形態適応までをやや詳しく述べる.第III部では脊椎動物各群の特徴について図を加えて解説を行う. ポピュラー・サイエンス 276 量子力学はこうなっている! −やっぱり物理は面白い− 久保謙一 著 四六判/202頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2006年9月 ISBN978-4-7853-8776-1 19世紀の終りに産声を上げた量子力学も,その誕生からおよそ1世紀が経ちました.本書では,微視的現象から宇宙の創世に至る様々な現象の理解に大いに貢献し,今なお,最先端の物理学を切り拓いている量子力学の世界を,多くの図や写真とともに大変興味深く解説しています. なお本書は,著者の久保先生が闘病生活の中で書き上げた遺作でもあり,物理学の面白さを少しでも多くの人たちに伝えようという先生の思いが込められた一冊です. 8月の新刊(2006年)新教科書シリーズ エネルギー工学入門 梶川武信 著 A5判/202頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2006年8月 ISBN978-4-7853-6114-3 本書は,エネルギー形態の主力となる電気エネルギーを得るための各種手法・変換技術を総合的に紹介した入門書である.エネルギー工学では異分野を横断的に用いるが,各分野の予備知識をあまり仮定しないように配慮した.読者が論理の展開に飛躍を感じないよう,数式からの理解,記述からの理解,具体的数値を用いた例題からの理解,図や表からの体系的理解等に工夫した. 7月の新刊(2006年)ポピュラー・サイエンス 275 わかる!なるほど理科実験 杉山剛英 編著 四六判/168頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2006年7月 ISBN978-4-7853-8775-4 好評既刊『どきどき化学なるほど実験』に続く第二弾. 化学系の実験を中心にしながらも,新教育課程の「理科総合A・B」にも使えるよう物理・地学・生物系の実験も幅広く収録.より確実に成功するコツや指導上のポイントもわかりやすくまとめた,大きな感動を呼ぶ「わかって楽しい理科実験」の指南書です. 5月の新刊(2006年)大人の初等数学 −式と図形のおもしろ数学史− 片野善一郎 著 A5判/214頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2006年5月 ISBN978-4-7853-1541-2 初等数学は生徒の教育時にだけ供するような子どもだけのものではない.大人が楽しめるものもたくさんある.本書では,初等数学上の興味ある幾つかのトピックスを歴史の中から取り上げたものである. 化学新シリーズ 太陽系の化学 −地球の成り立ちを理解するために− 海老原 充 著 A5判/244頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2006年5月 ISBN978-4-7853-3217-4 地球を含む太陽系を形作っている物質の起源と成り立ちを,原子とそれを構成する同位体(核種)をプローブとする化学からのアプローチにより解説.ビッグバンや超新星の爆発に始まる元素の起源,それに続く核融合反応や核合成反応など,太陽系・地球の成り立ちを基礎から理解することができる. DNAとタンパク質 −生物の特異性を決める分子たち− 石井信一 著 A5判/200頁/定価2420円(本体2200円+税10%)/2006年5月 ISBN978-4-7853-5209-7 2003年,ヒト・ゲノムDNAの完全解読が国際共同研究機構によって宣言された.我々にとって一番の関心事であるヒトのゲノムの全内容が明かされたことにより,この分野の研究はポストゲノム時代に入ったと言われている.本書は,このような状況を鑑みて,DNAとタンパク質について生化学的な側面から易しく解説した入門書である. 4月の新刊(2006年)カロテノイド −その多様性と生理活性− 高市真一 編集/ 三室 守・高市真一・富田純史 執筆 A5判/288頁/定価4400円(本体4000円+税10%)/2006年4月 ISBN978-4-7853-5840-2 自然界を彩る色素の中でカロテノイドが占める割合は非常に多く,多種多様である.植物の光合成や動物の視覚に必要不可欠であるほか,活性酸素を消去したり,がん(腫瘍)を抑制したり,免疫の働きを高めたりするなど,さまざまな機能が注目されている.本書は,動物,植物,微生物等におけるカロテノイドのさまざまな機能と生理活性を中心に,基礎的な反応機構や天然での分布,分離・分析方法までをわかりやすく記述したカロテノイド全般にわたる入門書である. 読者対象 大学3年生 〜 → 「まえがき」が読めます 先端材料シリーズ 寿命・余寿命予測と材料 日本材料科学会 編 A5判/254頁/定価6820円(本体6200円+税10%)/2006年4月 ISBN978-4-7853-6725-1 激しい環境にさらされる作動装置や構造物の維持に携わる技術者には,重大な事故につながりやすい部位材料の寿命・余寿命予測をすべからく行い,安全性と経済性の確保をはかる事が要求される.本書は,そのために必要な知識を身につけることを目的とし,この分野で活躍している執筆陣によって,教科書や参考書としても役立つものとなるよう刊行された. 3月の新刊(2006年)理工系のための 微分積分 池山 保・平松豊一 共著 A5判/232頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-1540-5 高校で微積分の初歩を学んできた学生向けに,高校数学との不必要な重複を避けた教科書. 極限や連続性などの論理的に踏み込んだ証明は巻末に配置し,初学者がつまずくことなく微積分の概要を一通りつかめるように配慮してある.問や演習問題の解答において,式の導出が微分に比べ難しい積分では詳しい解答を示した. 裳華房テキストシリーズ‐物理学 工科系のための 現代物理学 原 康夫・岡崎 誠 共著 A5判/176頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-2225-0 本書は,刊行以来,主として理学系の多くの大学で学部初年級の現代物理の教科書として使われてきた,同シリーズの『現代物理学』を基礎に,工学系の学部での講義を意識して新たに書き起こしたものである.既刊の本との大きな違いは,第2章の量子力学以降の章を,“物性入門”ともいえる内容に大きく書き改めた点である. 読者対象 大学1年生 〜 ポピュラー・サイエンス 274 複合化の世界 −1+1は2か− 岡本秀穗 著 四六判/164頁/定価1870円(本体1700円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-8774-7 本書では,複合化を説明する対象系を複合材料に限らず,自然科学や工学で扱われている現象から広く選び,なるべく簡単なモデルを使って横断的に解説した.ある機能をもった全体システムを複数個の構成要素から作る,つまり設計するための“複合化の科学”試論ともいうべき書である. 3月の復刊(2006年)変分法と調和写像 【復刊】 浦川 肇 著 A5判/304頁/定価5060円(本体4600円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-1064-6 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 理工系学生にとって重要な「変分法」と応用編である「調和写像」(場の理論)は近年,めざましい発展を遂げ,自然科学において必須の分野となりつつある.これらの理論の発展の様子を,その基礎から初学者向けに丁寧に解説したものが本書である.4章以降の応用編のみを切り離しても読み進めるように配慮されている. 基礎数学選書5 群と位相 【復刊】 横田一郎 著 A5判/280頁/定価4400円(本体4000円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-1105-6 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 位相幾何学をはじめ,数学で取り扱う図形のうちでもっとも基本的で重要と思われるものに,球面S,射影空間RPn ,CPn ,OPn ,古典群O(n) ,U(n) ,Sp(n) がある.本書はこれらの空間をいろいろの面から詳しく調べるものである. 姉妹書『群と表現』とともに,Lie群や位相幾何のよき入門書である. 基礎数学選書10 群と表現 【復刊】 横田一郎 著 A5判/306頁/定価4620円(本体4200円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-1110-0 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 同選書『群と位相』の著者が,わかりやすくLie群の表現について解説したものである. 本書では,抽象的な方法は一切避けて,すべてを古典群G2,F4を通して具体的に取り扱っているので,各群の構造が手にとるようにわかり,たとえLie群について予備知識がまったくなくても容易に理解できるようになっている. 基礎数学選書23 テンソル解析 【復刊】 田代嘉宏 著 A5判/250頁/定価4400円(本体4000円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-1125-4 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 初歩的な教科書から一歩踏み出して,専門書を読むと,テンソル量で表される物理量が随所に現れ,ベクトル解析についての知識の類推だけでは理解することができない. 本書では,理工系の読者が応用上必要とする3次元ユークリッド空間に限り,ベクトルについての復習的な解説を加えながら,テンソルの代数と解析を述べている. 物理学選書21 場の理論 【復刊】 武田 暁 著 A5判/298頁/定価6050円(本体5500円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-2322-6 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 量子論的場の理論の入門書.理工系の学部学生・大学院生を対象に現代物理学を記述する言語である場の理論をなるべく平易に解説するとともに,非常に多数の粒子から構成される複雑な系の中に現れる種々の新しい粒子像を明らかにする. 大学演習 応用数学 I 【復刊】 吉田耕作・加藤敏夫 共著 A5判/358頁/定価5280円(本体4800円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-8007-6 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 本書は,応用数学の基礎となる一般知識を与えることを目的として編まれたものである.具体的な知識を把握できるよう,講義内容を補足し反復する「大学演習」の形式を採用し,この巻ではいわゆる数理物理に関連した事項を述べた. 大学演習 量子物理学 【復刊】 山内恭彦・武田 暁 共編 A5判/346頁/定価5280円(本体4800円+税10%)/2006年3月 ISBN978-4-7853-8013-7 (オンデマンド印刷・製本による復刊) 本書では,物性物理,核物理,素粒子物理,生物物理,化学物理などから量子力学的に簡単に扱える物理的モデルを取り上げ,なるべく広い範囲から選んだ異る現象に関する例題により,その本質の把握と量子力学的センスの習得と,モデルをできるだけ正確に解く能力の養成とを目的として編纂し,今日量子物理学において慣用される基本的手法を会得しうるよう努められた. 2月の新刊(2006年)化学サポートシリーズ 原理からとらえる 電気化学 石原顕光・太田健一郎 共著 A5判/152頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2006年2月 ISBN978-4-7853-3415-4 化学の基礎を学んだ大学生,あるいは他分野で電気化学の知識を必要とする技術者・研究者のための参考書.多数のユニークな図とていねいな解説,深い議論により,電気化学をその原理からとらえ直し,より深く理解することができるだろう. 1月の新刊(2006年)スタンダード 力 学 河辺哲次 著 A5判/192頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2006年1月 ISBN978-4-7853-2224-3 本書は,初めて力学を学ぶ人を対象とした教科書である.長年の講義経験をもとに,初学者が特に躓きやすい箇所は懇切丁寧な解説を心掛けて書かれている.身近な物理現象やカオスの話なども取り入れ,また例題や演習問題を豊富に盛り込み,読者の理解がより一層深まるように配慮された構成となっている. 読者対象 大学1年生 〜 脳の性分化 山内兄人・新井康允 編著 A5判/442頁/定価6160円(本体5600円+税10%)/2006年1月 ISBN978-4-7853-5913-3 男女の脳の違いは,性機能ばかりではなく,感覚や行動にも性差を生じさせている.それだけではなく,性のアイデンティティーなど高度な精神機能にまで影響をもつ可能性が示唆されている.本書は脳の性分化における基礎研究の最先端が見え,かつ,現在までの研究経過がたどれるようなものとなることを目標に企画された.脳の構造と機能の性差とその形成機序の最先端の研究結果を網羅したものである.これからの脳の性分化研究の礎になる書である.
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